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ハイドロキノン

ハイドロキノン

美白治療と言えば「ハイドロキノン」は、昔から有名ですよね。
米国では、20年以上前から美白剤として使用されている成分で、意外にも、コーヒーや紅茶に含まれている天然成分なのです。

日本では、2002年に認可されてから、誰でも手軽に手に入れることができるようになりました。
ハイドロキノンは、シミの原因になるメラニン色素を作り出す、チロシナーゼを阻害する働きがあるのと、メラニンの産生細胞そのものを減少させることで、シミを漂白する効果があります。

では、ハイドロキノンはシミ全般に効果があるのでしょうか?
皮膚は、表皮・真皮・皮下組織に大きく分かれます。表皮は0.1~0.2ミリで、ハイドロキノンは表皮のシミには効果があります。浅めのシミには効果がありますが、ADM(後天性真皮メラノサイトーシス)やアザは層が深すぎるのでハイドロキノンは効果がありません。
また、ハイドロキノンはトレチノイン(強力なメラニン排出効果)を併用することで、シミを薄くすることができますので、今できているシミを薄くしたいのであれば、併用がおススメです。

ハイドロキノン

米国では、お化粧品に配合できる濃度は2%までと決まっているのですが、日本では、まだ規制されてないので、高濃度のハイドロキノンも購入可能なんです。なので、5%~10%のものも簡単に手に入れることができます。
※トレチノインは医療機関のみです。
でも、肌の漂白と言われるだけあって、ハイドロキノン4%以上は肌への刺激が強く、被れる可能性もかなり高くなります。せっかくキレイにするつもりが、被れて肌が荒れ荒れ、シミが増えた~ということもあり得ます。出来れば、医療機関で処方してもらう方が安心ですね。

ハイドロキノンを塗布した肌でそのまま紫外線を浴びるとシミが濃くなってしまったり、長く塗り続けると、「白斑」(肌の色が白抜け)が出現したりの副作用や、変性しやすい成分なので冷暗所に保管など、注意事項がたくさんあります。
やはり、効果の高いものはそれなりのリスクもありますので、しっかり理解して使用していきたいですよね。

ハイドロキノン