セラミド
お肌の潤いを保つためには
- 皮脂膜
- 天然保湿因子(NMF)
- 細胞間脂質
の3つが重要で、その細胞間脂質の50%がセラミドなんです!
セラミドとは?
セラミドは皮膚の一番上の角質層という部分にあり、層は0.02mmほどの厚さしかありません。その0.02mmの中で、角質層の潤いを保ち、バリア機能を高めるために一生懸命頑張っています。
ラメラ構造って聞いたことありますか?
水分の層とセラミドの層が交互にできミルフィーユ状で重なっている構造なのですが、これがキレイに整っていると肌の水分が潤いに満ちた健康な肌って証拠なんですよ。
なので、セラミドが不足すると、肌内部の水分が蒸発してしまいます。
セラミドって、肌の内側から生まれてくるんです。肌の内側から徐々に上へ上へと、角質層までやってきて、そこでバリア機能としての役割を果たします。と言うことは、お肌のターンオーバーが遅くなるとセラミドも徐々に減少します。
そうなると年齢と共に、使用するコスメの成分も考えていかなくてはダメですね。
セラミド配合コスメ
「セラミド配合」の化粧品を選ぶ際、原料は大きく4つに分かれています。
- 動物性セラミド(哺乳類由来)
- ヒト型セラミド(酵母などから作る)
- 植物性セラミド(米や植物由来)
- 合成セラミド(セラミドに似せて石油から化学合成)
になりますが、動物性セラミドが、人間のセラミドと構造が近く、一番肌への浸透力が高いんですが、価格が高い。
と言うことで、ヒト型セラミドがお勧めです。
こちらも肌への浸透力は高いです。
最近、セラミドNGって見かけませんか?個人的に、NGってなんじゃい?セラミドあかん?と疑問だったのですが、これ、セラミド2(N-ステアロイルジヒドロスフィンゴシン)、ヒト型セラミドです。セラミドNG=セラミドNDSを指すそうで、セラミドNGは化粧品表示のみに適応される名称。どうやら、皮膚科学分野や学術分野では「セラミドNG」は認知されておらず、NGって表記の根拠に誤りがあったことで訂正を嘆願しているとのことで、今後訂正される可能性が高いと推測されてます。そりゃ、NGってなんか良くないですよね。
最後に
って、それましたが、最後に一つ、お化粧品のパッケージの裏に注目‼️
今は全成分表示が義務付けられている(薬用化粧品以外)ので、配合成分が一目でわかります。そこにはルールがあって、配合量の多い順に記載、濃度が1%以下の成分は順不同、着色料は配合量に関係なく、末尾にまとめてOKとなってますので、年齢を重ねるにつれ、成分表示にセラミドの文字が上位になっているものを選ぶことをお勧めします。