汗管腫
こちらは汗管腫(かんかんしゅ)と呼びます。
主に、目の周りに出現するニキビに似た感じで、1~3mmほどのブツブツのやつです。
目の周りのほかに、額・首・脇・胸・臀部にも出現することがありますよ。
腫(シュ)と付くだけあって、皮膚腫瘍の一種です。そういわれると、恐ろしい気もしますが、良性のできものですので、放置しておいても問題はありません。
あっ、ただ、残念ながら、放っておいても自然に消えることもないんです~。
汗管腫の原因
原因は、汗を分泌するエクリン汗腺の増殖によるものなのですが、なぜ?という部分では、まだはっきりと解明はされていないようです。
一般的に言われているのが
- 遺伝によるもの
- 女性ホルモンに関係している
- 思春期以降の女性に多く見られる
以上の点から、男女の比率は1:3で女性に多く見られます。
色味はほとんどが肌色ですが、少し赤みを帯びたり、褐色になることもあります。
肌色だけど膨らみがあるし、数が多くなると女性なら整容的な面で気になりますよね。
気になる改善方法は?
では、どうしたら治るのでしょうか?
汗管腫の除去の方法として- 手術(全摘出なので再発の心配が無いが、たくさんある場合には適さない)
- アグネス(皮膚の表面を傷つけないで除去できる)
- 炭酸ガス/CO2レーザー(出血のリスクは少ないが、照射部位には傷跡が残る)
- 液体窒素で冷凍凝固(ウィルス性のイボには良いけど汗管腫には不向きかも)
ということで、一番のおススメは『アグネス』です。
AGNES/アグネス
高周波を用いた治療になるのですが、汗管腫に針を刺し、高周波の熱で汗管腫を小さくしてくれます。小さくして徐々に無くす方法なので、1回での除去は難しく回数はかかります。
ただ、皮膚の表面には傷が残りませんし、真皮部にある汗管腫に直接作用するので再発の可能性も低いのです。その点から、汗管腫の治療にはおすすめなのです。
レーザー治療は自由診療で行っているクリニックがほとんどですので、料金も1個からの料金設定が多いです。汗管腫が気になる方は、何個か数があって気にしてらっしゃると思いますので、気になる治療を少しずつ試してみるのも良いかもですね。