サクラン

サクラン

「サクラン」この名称、聞いたことありますか?

保湿成分といえば、ヒアルロン酸!とすぐに思い浮かぶくらい、知名度の高いのがヒアルロン酸ですが、「サクラン」はなんと、ヒアルロン酸の約5倍の保水力と言われており、今、大注目されている成分なのです。
そんな素敵な成分、今までどこに隠れてたの~

なんと、微生物由来のバイオ資材からプラスチックを作る研究過程の廃棄物から高分子として発見されたんですって。そしてこの高分子は、自分の重さより6,000倍以上の水を保水できることが確認されて、現在は、主に化粧品の原料として美容業界に使用されています。

そもそもは、スイゼンジノリ(水前寺のり)という、澄んだ湧き水でしか生息できない、希少な日本固有のラン藻から抽出した成分で、希少というだけあって、九州地方の限られた地域でのみ生息のため、水環境が悪化で危機にひんしたことも。
でも今では、養殖の成功で安定して給することが可能になってるのです。なんとも嬉しい!

サクランは分子量1600万にも達する高分子成分で、塩に負けずに細かい網目の膜を張ることができるため、皮膚に存在する塩に影響されずにナノレベルで保水のヴェールを作ってくれます。
そう!!!皮膚に保湿、潤いを与え、なおかつ、保水ヴェールでその水分を逃がさず、外的刺激からも皮膚を守ってくれるのです。

サクランはアトピー性皮膚炎の抗炎症作用も認められ、ヒルドイドより良いと言われているのです。
しかも、この成分、日本で発見された世界に唯一の天然原料なんです。なんか嬉しいですよね。
化粧水やパックの成分に含まれていることが多いので、今後の期待大です。